クラミジア感染症
クラミジア感染症は日本でもっとも多い性感染症で、感染者は100万人を超えると言われています。
性器だけの病気と思われがちですが、のどにも感染する場合があります。
こんな症状ありませんか?
自覚症状が出にくい病気ですが、以下の症状が現れた場合はクラミジア感染症を疑ってみましょう。
- 性器や下腹部に違和感がある
- おりものが普段より多かったり異臭がする
- 性行為の際に痛みや出血がある
放っておくとどうなる?
クラミジア感染症を放っておくと、以下の病気が発症してしまう場合があります。
子宮頸管炎
性行為により子宮の入り口にクラミジアが感染します。
おりものが増えることもあれば、何も症状がないこともあります。
卵管炎
クラミジアが子宮の中から卵管へ行き炎症をおこします。
将来の不妊や子宮外妊娠の原因になることがります。
骨盤腹膜炎
卵管からおなかの中(骨盤内)へクラミジアがひろがって炎症をおこすと、腹痛の原因になります。
重症になるとおなか全体にうみがたまったり、肝臓まで炎症が広がることがります。
入院治療、時に手術が必要となることがあります。
治療はどのように行いますか?
クラミジアに効果のある抗菌薬を服用します。
通常1回に4錠服用するのみです。
大切なのはパートナーとともに治療することです。
お互いに治ったことが確認できるまで、性交渉はひかえましょう。
検査・治療は信頼できる医療機関で受けましょう
クラミジア感染症に限らず、性感染症を疑う患者さんは、受診する恥ずかしさから自宅でできる検査キットを用いる方も多いです。
しかし、医療機関で検査を受けると以下のようなメリットもあります。
- 複数の性感染症を同時に調べることができる
- 陽性反応が出た場合、すぐに精密検査や治療を開始できる
- 専門家が診察・検査を行うため検査結果の信頼性が高い
クラミジア感染症の疑いがある方は、一度当クリニックまでご相談ください。